ゴーリーのようなペン画で
世界に一冊の本を作ろう9月29日~11月24日に練馬区立美術館で開催された「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展の期間中に、オリジナル詩画集を制作するワークショップが開かれました。
抽選で選ばれた30名の参加者が、3つのグループに分かれ、3冊の詩画集の完成を目指します。
まずは展覧会を鑑賞しながらゴーリーのペン使いをじっくり観察。それから、ある詩の一節ずつが各々に渡されます。それはゴーリーも挿絵を手がけた『キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科』(T.S.エリオット/訳:小山太一)からの3編で、参加者も挿絵に挑戦していきます。
それぞれの一節からイメージを膨らませ、ペン画を描き、日本古来の製本法“和綴じ”で製本する…という行程までが今回の体験です。
限られた時間のなか、一心にペンを動かし、はじめての製本に苦戦しながらも仕上がった作品は、ゴーリーも顔負けの力作ぞろい!
完成後の会場には心地よい疲労感と達成感が広がり、自分だけの詩画集にみんな大満足です。美術館内でのスケッチや、和綴じなど普段はできない体験も新鮮で、とても充実したワークショップになりました。