新型コロナウイルスの感染拡大以降、世界中で「ウィズコロナ」、「ニューノーマル」への対応が模索されています。協会においても、感染症対策を適切に行いながら、社会状況に応じて公演・展覧会等を実施してきました。来館者数は感染拡大前の水準までには至りませんが、徐々に多くの来館が期待できる状況になっています。この状況を踏まえ(公財)練馬区文化振興協会は、以下の方針を基本的な考え方として令和5年度の事業計画を策定します。
1.
令和4年度に見直しを実施した公益財団法人練馬区文化振興協会経営計画に基づき、感染症対策を適切に実施するとともに、今後も刻々と変化する社会情勢に的確に対応しながら、質の高い文化芸術に触れられる機会を継続して提供していきます。
2.
練馬区は10~30年後の将来像である「グランドデザイン構想」(平成30年6月策定)への道筋を示す基本計画、具体的な実行計画であるアクションプランからなる「第2次みどりの風吹くまちビジョン」を、平成31年3月に策定しました。令和3年度末には社会情勢の変化を踏まえ、令和4年度から5年度の2か年の取組を定める「改定アクションプラン」が策定されました。令和5年度には「第3次みどりの風吹くまちビジョン」の策定が予定されています。協会は区の文化芸術施策の方向性を下支えするため、区と密接に連携し、事業展開をしていきます。
3.
音楽、映像事業、美術および伝統文化など、各事業の実施にあたっては、練馬区が令和4年度から練馬文化センターの改修工事を実施し、令和6年4月まで休館中となっていることや、令和3年度末に「練馬区立美術館再整備基本構想」が策定されていること、石神井公園ふるさと文化館が開館から10年を経過していること等、協会が一括で指定管理を受託している各施設における状況の変化を踏まえて取り組んでいきます。