人生には宝石のような物語が隠されている 自分の人生から物語を見つけ、それを音楽やダンスと共に表現する舞台「マイライフ・マイステージ」を鑑賞しました。
参加者は10代から70代までの男女14名。本番の一カ月近く前からワークショップが始まりました。多くの市民参加型ステージを手がけている能祖將夫さんからのアドバイスを受け、自分の人生と向き合い、お互いの意見に耳を傾けながら本番に向けて準備を重ねてきたそうです。
当日、ゆめりあホールのステージに立った参加者の皆さんは美しいピアノの音色に背中を押されるように自分の物語を語りました。子供の頃の思い出、最愛の人との出会い、初恋の人の死…。年齢も性別も違う、語っているその人だけの物語のはずなのに聞いている私たちにも見覚えがあるような不思議な世界が広がります。
能祖さんの朗読、プロダンサーの井上大辅さんと藤井友美さんのダンスも加わり、人生のいろいろなシーンをめぐる時間旅行のようなひとときでした。