慣れない場所で災害にあったら?
心構えと冷静な行動を 警視庁音楽隊とカラーガードによる演奏や演技を楽しんでいると、突然、会場の照明が暗くなり緊迫した声が響きます…。
「地震が発生しています!カバンなどで頭を保護してください!」
これは5月28日に行われた「避難訓練コンサート」での様子です。演奏を中断して避難訓練を実施するという、より現実に即した状況を想定して開催されました。
係員の誘導により、400名を超える参加者に目立った混乱も無く、文化センター前の公園まで無事に避難完了。休憩をはさみコンサートも再開され、ホッとした雰囲気の中、最後まで演奏も堪能できました。
また屋外駐車場では、起震車や消火器を使った消火体験などに加え、昨年お目見えしたばかりの「VR防災体験車」も登場。特殊な座席に座り、VRヘッドセットをのぞくとそこには360度災害映像が広がり、激しい揺れや臭いまで(!)再現されるという最先端の体験車です。あまりのリアルさに悲鳴や「怖かった~」という声も聞こえるほど…。実践的な状況を織り交ぜた訓練はとても良い経験になり、日々の防災意識を高める大きなきっかけになった1日でした。