本物を観て、体験して、
狂言ワークショップ
「このあたりのものでござる」「かしこまってござる」南が丘小学校の体育館に、6年生の子どもたちの元気な声が響きます。 狂言師の高野和憲さん、内藤連さん、石田淡朗さんの3名を講師に迎え、「狂言ワークショップ」が開催されました。まずは、みんなで床の雑巾掛けをした後に、狂言「盆山」を実際に演じて見せてもらいました。間抜けな盗人である主人公の動物の声真似が一番の見どころ。事前の解説のおかげもあって、子どもたちにも大ウケです。
次は子どもたちも声を出す練習をしてみました。それが冒頭の元気いっぱいの発声の様子です。普段とは違う狂言ならではの節回しを繰り返すうちに、みんなだんだん狂言っぽくなってきました。さらに柿を食べる動作や、体全体できのこが動く動作を表現してみたり、最後は笑い・泣きの表現を体験したり…と、日本の伝統に触れる濃密な時間となりました。