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展覧会
日本画壇の風雲児、中村正義-新たなる全貌
2012.02.19(日)~ 2012.04.01(日)
「醜」もまた「美」であるという逆説を是とし、デモーニッシュな創造の絵筆を大胆にふるった日本画家、中村正義(1924~77)がなくなって33年が経ちます。
「日本画滅亡論」が叫ばれた戦後の日本画壇において、新時代に対応する新しい日本画改革の先頭に立って活躍した中村正義は、日展の若きスターとして「風雲児」と称されましたが、制作は持病の肺病と闘いながらの日々でした。36歳という若さで日展審査員となった正義でしたが、生来の批判精神と日本画壇の因襲への反発心から翌年には日展を脱退。
60年代以降は、革新と前衛の担い手として精力的な創作を展開します。絵具に蛍光塗料を混ぜて描いた《男と女》シリーズ、映画『怪談』のために描いた大作《源平海戦絵巻》などの話題作を発表して名を馳せました。66年には、美術評論家・針生一郎の企画による「これが日本画だ!」展に参加する一方で、仏画や風景画という伝統的な画題においても現代性を追及。また、雑誌の表紙画として著名人をポップ・アート風に描いたかと思えば、人間の「顔」に現れた心の闇を描いた作品群を発表。74年には、社会的な意識の高い前衛画家を結集したグループ「从ひとひと会」を組織。しかし、惜しくも1977年に肺癌のため52歳の生涯を閉じました。
本展は、日本画の既成概念をおおきく超越し、病魔と闘いながらも、多彩な話題作や多様な問題作を遺した中村正義の革新的画業のほぼ全貌を紹介するものです。


<開催案内>

会 期  2012年2月19日(日曜)~4月1日(日曜)

休館日  月曜日

開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
           
観覧料  一般500円、高・大学生および65歳から74歳300円、
     中学生以下および75歳以上無料、その他各種割引あり

主 催  練馬区立美術館・東京新聞

協 力  中村正義の美術館


<関連イベント>

特別対談「父をめぐる旅-異才の日本画家・中村正義の生涯」
本年公開予定の武重監督による同名記録映画の制作談義を予定しています。         
  出演 武重邦夫(映画監督)×中村倫子(中村正義長女・中村正義の美術館館長)
  日時 2月25日(土曜)15時から
  対象 高校生以上

ゲストによるギャラリートーク
中村倫子(中村正義の美術館館長)
  日時 3月17日(土曜) 15時から
大野俊治(从会会員、豊橋市美術博物館主任学芸員)
  日時 3月31日(土曜) 15時から
    
キュレーターによるギャラリー・トーク
  日時 3月3日(土曜)、3月10日(土曜)、3月24日(土曜)
     各日15時から
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