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オーディオこぼれ話(ボルトスライダーのこと)
遺品から発見されたボルトスライダー
遺品から発見されたボルトスライダー
ボルトスライダー発見しました。

「電源変圧器」

 五味はマッキントッシュのアンプを駆動するために「電源変圧器」(ボルトスライダー)を使用していました。マッキントッシュは米国製でアメリカの家庭用電源の電圧は、当時は117ボルトでした。C22とMC275は電圧スライダーで100ボルトを117ボルトに昇圧した電源で駆動されていました。また、EMTのレコードプレーヤー930stも本来はドイツの家庭用電源電圧220ボルト仕様のものを117ボルト仕様に変更したもので、同じボルトスライダーからの電源で駆動されていました。

 練馬区が裁判所に要請して動産を一括して受け入れて以降、多くの方々の協力で復活したタンノイをはじめとするオーディオ機器で、平成21年1月から名盤レコードコンサートを実施してきましたが、これまでは100ボルトのままで駆動していました。
先日(平成24年夏)遺品の整理をした際にこのボルトスライダーを発見しました。外観は汚れていましたがきれいに清掃し、オートグラフの主治医で、このシステム全般のメンテナンスも担当していただいているT&T代表の唐金利生さん(元ティアック、エソテリック)に点検とメンテナンスをしていただいたところ、動作も問題なく使用が可能とのことでした。早速、マッキントッシュのアンプ、EMTのプレーヤーの電源を接続し、現在(平成24年11月から)は電源電圧117ボルトで駆動しています。
さて、音の方はというと、100ボルトと117ボルトで大きな違いはないように思われますが、117ボルトで駆動されるべきものが本来の形に戻ったということで、今後ますます良くなっていくのではと、期待しながら音出しを行っているところです。
さて、このボルトスライダーを導入する前に、このシステムの復活の中心となっていただいた、㈱ステレオサウンドの原田勲会長に音を聴いていただきました。原田会長からは、「以前と比べて随分と良くなりました。でも、もっともっと良くなりますよ。」とのお言葉をいただきました。名盤レコードコンサートで、より良い状態で、より良い音で皆様に聴いていただけるよう、これからも音出し、メンテナンスに努めてまいります。
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