令和5年4月1日、石神井公園ふるさと文化館に村上もとか（むらかみもとか）館長が就任しました。

【館長あいさつ】
練馬区立石神井公園ふるさと文化館の新しい館長に就任いたしました漫画家の村上もとかです。私が練馬区に居を構えたのは46年前。今でもそうですが、この地は漫画家がたいへん多く住む所で、多くの出会いと刺激を受けて過ごし てきました。区内の風景をモデルに漫画の一コマを描かせていただいたこともあります。自然豊かなこの地に深い愛着を感じており、郷土の魅力を発信するこの施設の館長を務めさせていただくことに大きな喜びを感じています。
これまで活動してきた知識や経験を生かし、郷土の歴史や自然についての事業に加え、館所蔵のアニメ資料や区ゆかりの漫画家に関する展示などの事業を 展開していきたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。　 村上もとか

【略歴】
昭和26（1951）年、東京都世田谷区に生まれ、幼いころから手塚治虫や上田トシコの漫画に親しみながら育ちました。高校卒業後は漫画家・望月あきらのアシスタントとなり、解散後はアルバイトをしながら投稿作品を描き続けました。昭和47（1972）年、手塚治虫主宰の漫画雑誌『COM』に投稿した「海のことば」が佳作に入り、同年、「燃えて走れ！」で少年ジャンプに連載を開始し、商業誌デビューを果たします。 練馬区には、昭和52（1977）年以来、石神井台、大泉学園町付近（住所は 新座市）、高野台、石神井町に住み、代表作である『龍ーRONー』や『JINー仁ー』 も練馬区において執筆しました。昭和57（1982）年に『岳人列伝』で第６回講談社漫画賞、平成23（2011）年に『JINー仁ー』で第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど受賞作多数。